盆提灯を長年使用していると火袋(ひぶくろ)の裂けや虫食い、ひごの糊付け外れなど、段々と傷みが出てくることがございます。その際、思い入れのある提灯は火袋を張り替えることで新品のように再生することができます。
ひご巻き・絹張り・手描き・家紋入れ
門提灯や住吉といった吊り提灯、行灯や創作タイプの置き提灯など、様々な種類の盆提灯の修理を承ります。ひご巻をして柔らかな曲線を生み出し、しなやかな絹を張り込み、手描き絵や家紋を入れてお仕立てします。
熟練の職人が火袋を張り替えて元々と近い絵柄を火袋に描きます。当店お求めの提灯はもちろん、八女提灯、岐阜提灯、年代物、他社製品もご相談ください。本体の木地直しや塗装直し、房の交換、電装器具交換も承ります。神社や寺院用の大型提灯、店舗用提灯、ぼんぼりタイプも修理可能です。
ご配送を含めた納期は約1カ月ですので、お盆明け9月から6月のご依頼がおすすめです。
※修理納期の目安:行灯や住吉など一般的な仕様で3~4週間
※修理料金の目安:行灯11号(絵柄入)絹火袋の張り替えで15,000円~
行灯の修理で最もご用命の多いのが「火袋の張り替え」です。傷みやすい足の補修や房の交換も承ります。
屋内に吊りさげて飾る住吉は組立が無くシンプルなつくりのため、壊れたりすることが比較的少ない盆提灯です。火袋の裂けや虫食いといったご相談をよく頂戴いたします。修理の際は火袋の張り替えを中心に上輪や下輪の補修も承ります。
門提灯は屋外に飾るため比較的傷みやすい盆提灯です。「火袋が日焼けしてしまった」「雨に濡れてひご巻が外れてしまった」などのご相談をよく頂戴いたします。
門提灯の修理は基本的に火袋の張り替えを承っており、房の新調、上輪や下輪の補修も可能です。
尚、修理代金と新品購入代金が同等となることが多く、お買い換えをお選びになられるお客様が大半となっております。
提灯の修理と合わせて家紋入れも可能です。複雑な家紋であっても手描きもしくはデータ作成してお入れします。
13号サイズ(直径39cm)の行灯火袋です。
火袋が数箇所、横に裂けてしまったとのことで、
「絹火袋を張り替えて、現状分と同じ秋草の絵柄入り」
にて修理のご依頼をいただきました。
火袋を張り替えることで艶やかに明るくお仕立て上がり、
ご要望いただいた手描きの絵柄につきましても、
熟練の職人が出来るだけ近い色合いと配置で描いています。
納期は約3週間です。
11号サイズ(直径33cm)の行灯火袋です。
火袋に数箇所の虫食いがあるとのことで、
「絹火袋を張り替えて、現状分と同じ淡い色合いの絵柄入り、家紋無し」
にて修理のご依頼をいただきました。
納期はおよそ3週間。
淡い色合いの菊やススキを依頼品に出来るだけ近い雰囲気で手描きし、
家紋無しでスッキリとお仕立て上がりました。
10号サイズ(直径30cm)の住吉火袋です。
火袋の色褪せと破れがあるとのことで、
絹張の火袋張り替えをご依頼いただきました。
納期は約4週間。
現状に近い秋草の絵を手描きでお入れし、
家紋を入れてキレイにお仕立て上がりました。
修理料金の事前見積り承ります。お盆法要の予定がある場合など、納期につきましてもお電話もしくはメールでお問い合わせください。
※修理依頼品は製法や材料が現代の製品と異なる場合がございます。職人が細心の注意を払って作業いたしますが修復中に万が一破損が広がり、修復不能となった場合も補償が出来かねますのでご了承の上ご用命ください。
※提灯火袋の仕様(素材や書き絵)は基本的に現状分を参考にお仕立てしますので、ご要望がある場合はご注文時にお知らせください。
※火袋張り替えが修理の基本となり、提灯本体や火袋の上輪と下輪は現状分を使用いたします。
※修理依頼品付属の火袋(修理前分)はご返送いたしません。交換時にお焚き上げいたしますので、ご返却を希望される場合はご注文時にお知らせください。
※宅配便でご依頼の場合、修理依頼品が当方に到着後、現物を確認してご依頼主様へ本見積りをご連絡差し上げます。
※本見積り後、1週間以内にお支払いがない場合、ご連絡がつかない場合、お客様都合による修理キャンセルの場合は、宅配便(着払い)にてご返送させていただきますのでご了承ください。
弊社および修理工房におきましては、お預かりします提灯の大切さを充分に認識し、厳重な管理のもと作業しておりますが、万が一の盗難・火災・運送会社による破損や紛失・修理工程上の事故などにより、提灯本体を破損・紛失した場合は下記保証条件が適用されますのでご了承ください。
※提灯の価値および価格にかかわらず弊社保証条件が適用されますのでご了承ください。
※当方へ到着前の運送事故等につきましては責任を負いかねます。修理依頼品ご発送の際は配達記録を確認できる宅配便をご利用いただきますようお願いいたします。