羽子板は女の子の初正月を祝い、厄災をはね除け健やかな成長を願うお飾りです。羽子板とケースは日本全国の産地から厳選し取り揃え、お客様自身で組み換えができるオリジナルセットを店頭でご覧いただけます。
初正月を祝い、厄災をはねのける
羽子板は厄災をはねのけ、無病息災の想いが込められたお守りです。羽根突き遊びは、トンボを羽に見立て、疫病を媒介する蚊を退治しようとした「邪気をはねのける疫病除け」の行事に由来します。江戸時代には板に歌舞伎役者の押絵を付けるように仕上げることで華やかさを増し、庶民の人気を集め、初正月に羽子板を贈る習慣ができました。女の子の美しく健やかな成長を願い初正月から飾ります。
羽子板は主に持ち物が4種類(浅妻・汐汲・道成寺・藤娘)あり、それぞれに込められた意味をご紹介します。
鼓を手にしており、楽器の奏でる音から『情感豊かに育ちますように』
桶を手にしており、しおくみの文字から『しあわせを汲み取りますように』
扇を手にしており、山のような形から『末広がりに幸せになりますように』
笠を手にしており、綺麗に咲き並ぶ藤の花から『美しく行儀の良い子に育ちますように』
飾る時期
羽子板には魔除け厄除けの意味が込められており、女の子が健やかに初正月を迎えられるよう12月中旬に飾り始めます。3月の御節句まで飾り、ひな人形と一緒におしまいになることが多いようです。尚、一年を通して飾っておいても構いません。
飾る場所
本来は床の間に飾ることが一般的でしたが近年では住宅事情もあり、サイドボードや玄関棚の上にもお飾りいただいているようです。お家の周りに植える南天(難転)のように厄除けの願いを込め鬼門に飾ることもあります。
お顔の向き
羽子板の顔の「右向きと左向き」がございますが大きな意味合いや決まりはございません。お好みに合わせてお選びください。
お好みの羽子板を組み合わせる
羽子板とケースをお好みに応じて自由に組み合わせができます。羽子板とケースを同じ号数でお選びいただくとピッタリと収めてお飾りいただけます。
店頭で実物を見る
当店は福岡県の人形店です。羽子板の店頭展示期間は毎年10月中旬~12月末。お顔の表情や衣裳の柄行をご自身の目でご覧いただけます。